top of page
執筆者の写真耕治 大下

自律神経系

先日も書きましたが、暑い日が続いています。梅雨ということもあって湿度も高く、屋外で作業する人にはつらい時期です。基本的には屋内で作業する人も、エアコンなどの設定温度によっては逆に寒さを我慢している人もいるでしょう。特に女性は冷え性の方も多く、エアコンの設定温度が低く感じる人が多いという話も聞きます。

体温の調節は「自律神経」という機構(自らの意思ではなく、身体が自動的にコントロールする)によって制御されています。自律神経の失調で現れる現象には体温調節、発汗、循環、呼吸などがあり、身体を活発にする方向性と、リラックスさせる方向性の両方をシーソーのように上げ下げしながら体調を保っているといわれています。これらの「自動的な」機能がおかしくなると、何が、というわけではないもののだるさ(倦怠感)や気力がでない、ような状況になったりします。前回触れた「熱中症」はこの体温調節の機構がバグってしまっている状況、と考えればわかりやすいでしょうか。

自律神経系を整える、というのはなかなか難しいのですが、東洋医学的な鍼(はり)の効果としてこの調整が挙げられます。どこが悪いからこの処置をする、といった対処的な使い方ではなく、身体がもつ本来の調整能力を底上げして体調管理に生かす、といった考え方で、こういった考え方に基づいて施術することもよくあります。

閲覧数:6回0件のコメント

最新記事

すべて表示

師走2

12月も中旬、朝晩の気温はひとケタや日によっては氷点下になる日も出てきました。周りの山々はまだ紅葉の景色ですが、空気は冬本番、という感じです。 この時期は手足(末端)の冷えが感じられ、体調にも影響を及ぼします。鍼灸院では子どもたち(希望者)に鍼に加えてお灸も施します。特にお...

師走

今年の夏は暑さが長引く、とつい最近まで感じていた気もするのですが、あっという間に12月になってしまいました。中学校では後期中間テストが終わり、成績も帰ってきています。 残すところ定期テストは学年末の1回を残すのみとなりました。三年生は中学生活の集大成のテスト、さらにその先の...

11月のあれこれ

11月も半ばに差し掛かりました。晴れていても「暑い」というよりはさわやかに感じる日が多くなってきたように感じます。とはいえ朝晩はしっかり冷え込む日もあり、すぐ目の前に冬があろうことも実感します。そして日の出、日の入りは顕著に変わっており、昼がみるみる短くなっていると痛感しま...

Comments


bottom of page