まだまだ日差しが強く、暑い日が続いていますが、夏休みが明けて学校が始まる時期になりました。学校が楽しみでたまらない子もいれば、学校には行きづらい子もいます。長期休み明けに子どもの自殺が増えるという報告もあり、明確な理由がなくても学校に行きづらい子も多くいるそうです。特に、環境が変わって数か月の中学一年生は影響が大きいかもしれません。学校によっては授業再開後、前期の期末試験が控えていて、夏休みの宿題にもその範囲が含まれています。宿題の理解があまり進んでいなければ、教員のフォローなく学習する、という期間を1カ月以上過ごすことになり、試験前にこの不安感を抱えるストレスは予想するだけでその重みがわかります.....
その昔、学校に行きづらい状態は「登校拒否」と称されて世間からも厳しい目で見られました。現在はオンラインでの学習や、映像教材などの充実も含めて、必ずしも学校に行かないと教育を受けることができないわけではありません。どんな形であれ、どこであれ、学ぶことができる環境に身を置くことが可能な世の中になってきている、ということを、もし学校に行きづらい子がいればわかってほしいなと思っています。
Comments