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執筆者の写真耕治 大下

成長期のケガ

4月も中旬にさしかかり、部活動の見学も始まった時期でしょうか。運動部、新たな種目に挑戦する人もいれば、小学校と同じ種目を中学校でも頑張る子もいるでしょう。文化系の部活動もあるので、新たな挑戦をする子も多いのではないでしょうか。

中学生といえば心も体も成長過程の年代です。新たな動きに慣れるまでや、同じ種目でも活動頻度が高くなったり、ボールやネットの重さ、高さが変わったりします。新たな環境で練習する新規性や、単純に道具やコートの基準が変わることで、身体には大きな負担がかかります。成長期に多いケガにはオーバーユース(使いすぎ)によるものが多いのですが、骨端線が閉じていない(=骨が成長過程)の子たちには特に注意が必要です。

中学三年間、怪我せず過ごすことができれば、その分練習量も実戦経験も確保することができますので、スタートのこの時期に無理をせず、環境に慣れてほしいと思います。

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