携帯やタブレット、PCなどの端末が普及し、我々の生活の中では漢字を書くよりもタイプして変換し、適切なものを選ぶ、ということのほうが多くなってきました。これからは筆順や細かなはらい、とめ、はねなどといった基準がもしかしたら緩和されていくかもしれませんが、まだ指導要領においてそのような変化は見当たりません。
漢字を覚える、という作業においては、表意文字である漢字の意味や成り立ちを理解すること、そして読み方(訓読み、音読みがありますが)を把握することが大切です。まずは読める→意味を推察できる→書ける、みたいなイメージで頭に入っていけばよいと思います。そして、言葉は読んでわかるだけでなく、使ってはじめて頭に定着すると思います。英語の表現においてもあてはまりますが、学んだものを自分なりに「使ってみる」ことが大切です。「言葉」を使って言えるようになれば、その言葉は表現の道具として定着したと言えるでしょう。使える言葉が増えれば、そのぶん表現の幅が広がります。
言いたいことを相手に伝えるために、使える言葉を増やしていく、そういった意図をもって言葉や漢字を覚えてほしいと思います。
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