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執筆者の写真耕治 大下

ローマ字と英語

現在のカリキュラムでは小学校でローマ字の学習をはじめます。日本語の発音をアルファベットで表すものですが、子音+母音という構造で日本語の50音を表します。一方、英語では子音だけでも音が存在し、ローマ字と同様に子音+母音で音を表現する場合もあります。そして母音については文字数は一緒だと考えてよいですが、その発音はひとつに限らず、「a」「i」「u」「e」「o」がそれぞれ複数の音を持っています。そして母音が続く場合の例外がいくつか存在します。この母音の多様さを覚えることができるかどうか、が英語の読み方がしっくりくるかこないかの境目のように思います。考えてみれば日本語の漢字も音読み、訓読みといった多様な読み方を有しているうえに、その漢字の数ときたらほぼ無限に出てくるようなものです。漢字を覚える際も音、意味とのマッチングを頭の中でやっていくわけですが、英語に関しては26個の文字について複数の音を意識すればよいだけなので、こと発音(=聞き取り)に関しては日本語に比べれば格段に簡単な言語だと言えるかもしれません。そう思って英単語を見てみると、苦手意識が若干薄れたり…しないかなあ。

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